「魔消しの石」
通称:黒水晶、モリオン、ケアンゴーム
英名:Morion, Cairngorm
和名:黒水晶
関連:煙水晶(スモーキークォーツ)
「魔消しの石」
通称:黒水晶、モリオン、ケアンゴーム
英名:Morion, Cairngorm
和名:黒水晶
関連:煙水晶(スモーキークォーツ)
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モリオンは自浄能力が高いため、浄化の必要はないと言われています。しかし、ご購入当初や、長期間使用して石が疲れてきたなと感じるときや、プログラミングをやり直すときなどには、きちんと浄化することをお奨めします。
もっともお奨めする浄化方法は、ホワイトセージの葉を焚いて、煙に石を軽くくぐらせる方法です。
※浄化全般についてはこちらで解説しています。
魔消し、魔除け、悪魔祓い、ネガティブな波動の無害化、トラブルを収める、莫大なエネルギーの集積体、グラウンディング、解毒、鎮静、リラックス
強力なお守りが欲しい、災厄に悩まされている、他者の念から身を守りたい、不安・恐れ・怒り・絶望などネガティブな思考や感情を一掃したい、鬱や引きこもりを改善したい、長期療養のサポートが必要。
尾骨〜大地
チャクラの解説はこちら
北
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色の濃いスモーキークォーツはわりと産出するのですが、ナチュラルな状態で真っ黒な水晶となると極めて珍しくなります。そのため、通常の水晶に人為的に放射線を当てて黒くしたものが多くなります。代表的な例としては、米国アーカンソー産の黒水晶です。
人為的に色調改善された黒水晶は、全体が真っ黒ではなく、一部分に通常水晶のような白い部分が残っている場合が多々あるので、見分けるときのポイントになります。
モリオンとは、真っ黒な水晶です。一般的には、スモーキークォーツの色が極端に濃くなり、光りを通さなくなったものをモリオンと呼んでいます。
水晶には微量なアルミニウムが含まれており、地中で天然の放射線を浴びるとスモーキークォーツ(煙水晶)になります。モリオンは、さらに長期間放射線を浴び続けて色が濃くなり、真っ黒に発色したと考えられています(ただしモリオン自体に放射性はありません)。
原石の状態では、長石や苦灰石など、茶色や灰色の鉱物がかさぶたのように付着していたり、表面に細かなクラックや損傷が見られる場合が多々あります。
研磨した状態では、一見するとブラックトルマリンそっくりに見えたりします。
和名の「黒水晶」は文字通り外観を表していますが、英名としての通称が複数あり、それらの明確な定義は存在しないので、ここで少し整理しておきます。
カンゴームとも表記します。
もともとは、スコットランドのケアンゴーム山脈で産出した黒いスモーキークォーツのことでした。しかしその後は、黒っぽい水晶全般をケアンゴームと呼ぶことが一般化しました。
モーリオンとも表記します。スペイン語で黒人を意味する「Moros」から来たという説が有力ですが、定説はありません。
ケアンゴーム、モリオン共に、もともとは一地方で使われていた呼び名が広がり、いつのまにか一般化したものです。そのため、鉱物的な定義はもちろんありません。
開運なびでは、今現在は下記のように解釈しています。
・ケアンゴーム=黒いスモーキークォーツ全般。ただし色の薄いものはケアンゴームとは呼ばず、スモーキークォーツと呼ぶ。
・モリオン=ケアンゴームの中でも、ペンライトで透かすか、または太陽に透かして見て、光りを通さないもの。
・黒水晶=ケアンゴーム、モリオンを含む全般。ひとつの原石でも透ける部分と透けない部分があるので、これを分けることなく呼ぶには、黒水晶と呼ぶのが最も適切である。
※2016年、宝石鑑別団体協議会(AGL)の表記ルールが変更となり、従来「ケアンゴーム」として表記されてきた石を、「モリオン」または、「モリオン(黒水晶)」のように表記する形を許可することになりました。
これに伴い、開運なびでも従来「黒水晶」としてきた商品を、「モリオン(黒水晶)」という表記に随時変更していきます。
モリオンの意味や効果としてもっとも良く知られているのは、「魔除け」です。古くから世界各地のシャーマンや霊能者らによって、悪魔祓い、悪霊退散の石として用いられてきました。
オニキスに代表される黒い石は、魔除けや邪気払いの石として語られる場合が多いのですが、その中でも黒水晶は別格で、熱狂的な信奉者がいるほど人気があります。
魔除けと言っても、バリアを張ってはね飛ばすようなやり方ではありません。やってくる邪気を、黒い布で包み込み、瞬時に消してしまうような、マジカルなイメージです。跳ね返すのではなく、取り入れて、分解してしまう。これではいくら強烈な相手でも攻撃のしようがなくなってしまいます。
魔除けの石というよりは、「魔消しの石」といった方が正しいような気がします。
心理的な効果としては、不安や恐れ、悲嘆、怒り、絶望といった否定的な思考や感情を吸収・消散し、心を安定させてくれるとされます。
この点は、前述の「魔消し」効果に通じます。総じて、ネガティブな波動を引き受け、吸収し、無害化してしまうという、希有な特徴を持つ石なのです。
ふらふらしがちな精神状態の人には地に足をつけさせてくれ、流動的な状況に安定と静けさをもたらし、喧噪の中にあっても自分を見失わず進む手助けをしてくれるとも言われます。
また鬱に悩む人、引きこもり状態の人、自殺願望のある人など、逃避と自己否定の傾向にある人にとっては非常に適切な石とされ、自分自身と他人を愛し、人生を変える手助けをするとされます。
この点は、別項目に「ヒーリング効果」に記載しているグラウンディング効果のためでしょう。モリオンは光りのエネルギーを底部のチャクラに降ろして根付くためのサポートをすると言われています。
モリオンは、一見するとしんと静まりかえり、何事にも動じない不動の石のような印象を受けます。まるで頭からすっぽりと黒衣をまとった、孤独で寡黙な僧侶を思わせます。
しかし付き合ってみると、決して孤独でも寡黙ではなく、静かでもないことが分かってきます。
モリオンが黒いのは、闇を写したからではありません。光りがきわめて高密度で集積しているから黒いのです。例えて言えば、太陽黒点のようなもの。轟音を立てながら燃えさかる太陽フレアよりももっとハイレベルで莫大な量のエネルギーが一点に集まり、光を越える速度で走り、重なり、響き合った。その強烈なエネルギーがある臨界点まで達したとき、物質化した。
モリオンとはそんな石です。
石の内部にある強烈なエネルギーにふれれば、涙は一瞬にして乾いてしまいます。悪霊は声も出せないまま消え去り、ネガティブな波動は分解されてしまうでしょう。
こうした特性ゆえに、モリオンは魔除け用にアクセサリーとして所持したり、家屋の中心部や邪気が溜まりがちな場所に置いたり、さらには雑多な人が集まって念がぶつかり合う場所に置いて「魔除け」にすることが行われてきたと考えられます。
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モリオンはグラウンディングの石として知られています。
グラウンディングとは、「地に足を付ける」こと。現代社会では肉体面がおろそかになり、意識や精神だけが拡大して現実離れし、浮いてしまった状態になりがちな傾向があり、それがもとで鬱や引きこもりが発症する場合もあると言われます。そんなときに、本来の統合された自分に戻す作業をグラウンディングと呼びます。
グラウンディングには様々な手法がありますが、石を使うのであれば、椅子に腰掛けた状態で椅子の真下に石を置き、目を閉じて、自分自身が地球と一体化するイメージングを行う方法があります。
ストーンヒーリングの分野では、鎮静効果、長期療養の回復、解毒効果があるとされ、とくに足下に黒水晶を置いて眠ると効果が高いと言われます。また、心臓病や弱った筋肉の回復に良いという意見もあります。
ただし、これらの効果・効用は現代医学で証明されているわけではありません。
鉱物名 | 黒水晶 |
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別名 | モリオン、ケアンゴーム |
誤称 | - |
主な 産出地 | 中国、ロシア、ブラジル |
分類 | 酸化鉱物 石英グループ |
化学組成 | SiO2 珪素、酸素の化合物 |
結晶系 | 三方晶系 |
晶癖 (形状) | 柱状、塊状 |
主な 色合い | 薄茶色、茶褐色、黒色 |
条痕色 | 白色 |
硬度 | 7 |
劈開 | なし |
比重 | 2.65 |
屈折率 | 1.54〜1.56 |
似て 非なる石 | オニキス、ブラックトルマリン、スモーキークォーツ |
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