「感受性を豊かにする石」
通称:フローライト、フルオライト
英名:Fluorite
和名:蛍石
関連:-
「感受性を豊かにする石」
通称:フローライト、フルオライト
英名:Fluorite
和名:蛍石
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フローライトは水に弱いので、水による浄化は避けたほうが無難です。
また、色の付いたフローライトは、長時間の日光浴で褪色する可能性があります。
もっともお奨めする浄化方法は、クリスタルチューナーの音を聞かせる浄化方法です。
※浄化全般についてはこちらで解説しています。
豊かな感受性、繊細さ、はかなき美、集中力、分析力、明晰な頭脳、冷静さ、浄化、邪気祓い、ヒーリング
理数系の勉強をしている。数字やデータを扱う仕事をしている。精神の浄化をしたい。場の邪気祓いをしたい。感受性を豊かにしたい。
石の色により異なります。
クリア:頭頂
パープル:頭頂、眉間
グリーン:胸
イエロー:中腹
ピンク:胸、下腹
石の色により異なります。
クリア:太極、北
パープル:太極、西北
グリーン:東、東南、南
イエロー・:西、西南、東北
ピンク:東南、西
水溶性の鉱物なので、水分に長時間浸すのは避けてください。
硬度は4と比較的柔らかい鉱物なので、彫刻品やアクセサリーに加工される場合が多いのですが、硬さがない上に劈開性という割れやすい性質もあるので、ヒビや傷が付きやすい石です。取り扱いにご注意ください。
クラック部にオイルや樹脂を含浸して、ヒビを見えにくくする場合があります。
染料や放射線によって、色調を改変することがあります。
純粋なフローライトは無色透明ですが、緑色や紫色を帯びたものが多く、その他にピンク、黄色などもあります。結晶の輪郭に沿って縞模様が浮かぶ石もあります。
結晶の形は立方体が最も普通です。市場では、菱形を立体化したような八面体結晶がよく販売されていますが、これは天然の状態ではなく、四方向にスパッと割れやすい劈開の性質を利用して、八面体に割ったものです。
一部のフローライトは、暗い室内で紫外線ライトを当てると、蛍光色を発光します。強力な熱と圧力を加えればすべてのフローライトは発光するため、暗い中で石の破片を火中に投じると、パチパチとはじけて燃え、蛍のような光を発します(危険ですから安易に試さないでください)。
フローライトの語源は、ラテン語で「流れる」を意味する「fluere」に由来します。
紫外線を照射すると鮮やかな蛍光色を発することから、こうした蛍光現象を、石の名前をとってフローレッセンス(Fluorescence)と呼ぶようになりました。
和名は、蛍光現象をみせる石ということで、「蛍石」と名付けられました。
フローライトは、可憐でデリケートな少女を想わせる石です。さまざまな色彩を身にまとい、壊れやすく、そのうえ熱や紫外線を加えると不思議な輝きを放ちます。情緒豊かでありながら、同時に不安定でもあり、鮮やかでありながら、はかなさも感じさせる若さを象徴します。
それゆえに、「繊細さ」や「はかない美しさ」をもたらし、感受性を豊かにする石とされます。
比較的柔らかいので彫刻を施される場合が多いのですが、それだけ壊れやすく注意が必要です。
パワーストーンとしては他に、「頭脳を明晰にする」「集中力・分析力を高める」「意識を高次元に導く」といった、眉間や頭頂のチャクラに呼応する暗示が強いとされています。
「頭脳を明晰にする」という効果から、勉強や学究的な仕事をされている方にお奨めできます。
ラピスラズリがどちらかといえば文系的な内容の勉学に向いているのに対し、フローライトは理数系の内容に向いています。例えば、パソコンのプログラマー、データ分析、経理関係、科学的な研究などです。
また、フローライトの色彩によっても、付加的な意味合いがあります。
無色透明なクリアー・フローライトは、水晶同様、精神と肉体の浄化、場の邪気祓い、お守りとして用いられます。
グリーン・フローライトは健康運全般によく、とくに眼の疲れ、思考力、集中力アップの為のお守りとして用いられます。
イエロー・フローライトは体に活力を与え、心に明るい希望をもたらし、金運を呼ぶとされます。
ピンク・フローライトは、はかないが故の美しさを象徴し、恋愛の運気を高めます。
パープル・フローライトは、頭脳の働きをクリアーにし、冷静な分析力をもたらすとされます。また、意識を日常の枠から解き放ち、宇宙意識を感じさせるともいわれます。
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中医学では蛍石を粉末にして水に溶き、鎮静・咳止めの薬として服用したと伝えられて、本草綱目等の資料に記載されています。ただし、蛍石と紫石英(アメジストの古名)が混同されていた可能性もあります。
この他、古くから腎臓病の治療や、新陳代謝を活発にするために用いられたと報告されています。
ただし、これらの効果・効用は現代医学で証明されているわけではありません。
鉱物名 | 蛍石(ほたるいし) Fluorite(フローライト) |
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別名 | ブルージョン、フルオスパー |
誤称 | - |
主な 産出地 | 中国、メキシコ、カナダ、アメリカ、イギリス、他世界各地 |
分類 | ハロゲン化合物 |
化学組成 | CaF2 フッ素とカルシウムの化合物 |
結晶系 | 等軸結晶系 |
晶癖 (形状) | 立方体、八面体、球状、脈状 |
主な 色合い | 無色、緑色、茶色、黄色、ピンク色、赤色、紫色、青色 |
条痕色 | 白色 |
硬度 | 4 |
劈開 | 四方向に完全 |
比重 | 3.0〜3.2 |
屈折率 | 1.43〜1.44 |
似て 非なる石 | アメジスト、エメラルド、チャーミガイト(合成石) |
紫色、緑色、ピンク色、黄色、グラデーション・・・、蛍石は美しい色が人気の要因です。
この色や蛍光の要因は、蛍石が微量に含む希土類元素(レアアース)が、結晶構造の一部を破壊したためだといわれています。
別名欄に記載されているブルージョン(Blue John)とは、18〜19世紀に、イングランドのダービーシャー州キャッスルトンで産出した、美しい青色の縞模様を持つフローライトのこと。産地名を付けて、ダービーシャー・スパー(Derbyshire spar)とも呼ばれました。
この産地以外のフローライトも、縞模様を持つタイプは多くあり、ひとつの石の中に別の色の縞模様が混在することもあります。このように色が帯状に分かれていることを「帯状構造」と呼びます。
もうひとつ別名欄に記載されているフルオスパーは、工業用原料となる塊状の集合体を呼ぶ際に、しばしば用いられる呼称です。フローライトは、溶鉱炉で鉄などを溶かすときの溶剤=フラックス(Flux)として多用されています。
また、フローライトは合成されてレンズに使われます。
物質は比重が高いと屈折率も高い傾向にあります。ところが、フローライトは比重が3.0〜3.2と高いのに対して、屈折率は1.43と低く、複屈折性もないことから色収差が少ない、つまり光の透過に関して安定した物質であり、光学レンズとして最適なのです。
ただ、天然のフローライトで内包物やクラックのない石は稀ですので、レンズに用いる際は合成されたフローライトが使われます。
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