「殻を破る石」
通称:セレスタイト
英名:Celestite
和名:天青石(てんせいせき)
関連:-
「殻を破る石」
通称:セレスタイト
英名:Celestite
和名:天青石(てんせいせき)
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長時間の日光浴は褪色の原因になるので、お奨めできません。
もっともお奨めする浄化方法は、ホワイトセージの葉を焚いて、煙に石を軽くくぐらせる方法です。
※浄化全般についてはこちらで解説しています。
殻を破る、再誕生、天界の波動、神性の気づき、穏やかな浄化、静寂と平和、過剰さの鎮静化、明晰さの促進
自己変革を求めている。スピリチュアルな意味で進化したい。寝室やリビングに置く石がほしい。瞑想の補助。心身や感情がオーバーヒートしがち。落ち込みがちな心をポジティブにしたい。思考の明晰さが必要。
眉間、頭頂、高次、喉、胸
東
硬度が低く割れやすい石のため、取り扱いには注意が必要です。
日光(紫外線)に長時間さらされると、褪色する場合があります
-
典型的なセレスタイトは、灰色がかった青色で、小さな結晶は粒状ですが、大きくなると水晶ポイントを板状に平たくしたような形をしています。
ラテン語で天を意味する「celestis」に由来します。
セレスタイトは、天に広がる深い青空を思わせるような石です。
この石は、スギライトやモルダバイト同様、精神的な意味で移行期にある現代人にとって非常に有益な石です。今まさに必要な石であるからこそ地中の眠りから覚めて地表に現れたといえるのでしょう。
セレスタイトという言葉を直訳すると、「天上界の石」という意味。
アイスブルーと表現できそうなその色は、見つめていると、いつのまにか大空に吸い込まれていくような感覚を覚えるときがあります。
これこそがセレスタイトの大きな特質です。
人の心を地上の雑念から解き放ち、ゆっくりと大空へ誘い、天上界へと連れて行ってくれそうな、そんな波動を放っています。
もちろん物理的に空へ昇っていくのではなく、意識が個人の肉体を超越して広がり、大空と一体化していくような感覚とでもいえるでしょう。
そこには静寂、平和、やすらぎといった感覚が広がっています。
ところが、そうした静寂のなかで頭脳や意識がクリアーになっていくにつれ、ひとつの逆転現象に気づくことがあります。
天上界の広がりは、空の上にあるのではない。実は、自らの内面に深く入っていったときに見つけられる世界である、ということに。
この点は、セレスタイトという石の産出状態に象徴的に表れています。
セレスタイトは、しばしば堆積岩内の空間、ぽっかりとあいた空洞内に結晶します。
とくにマダガスカル産のセレスタイトは、母岩自体がボールのような丸みを帯びていて、そのせいか母岩を含む全体を卵型に研磨した製品もしばしば見受けられます。
加工する人が、この母岩付きの石を卵形に成型しようと思いつくのは、石からのインスピレーションを知覚したからに他なりません。
セレスタイトは、あたかも卵の殻を破って顔を覗かせた青い光りのように見えるのです。
そのたたずまいは、まさに現代に生きる私たちの状態を示すメタファー(暗喩)です。
人間は肉体の中に宿る魂であるにもかかわらず、個別の肉体の中に閉じこめられ、長い間、肉体そのものが自分自身であるような錯覚に陥ってきました。
しかし今は、まさにその殻を破るときが来ています。
あたかもセレスタイトが母岩の卵を破って天上界の青い光りを放射するように、人間も内なる天界に気づき、心の殻を破ってその聖なる性質を表現するように求められているのです。
そういった視点から観ると、セレスタイトは「殻を破る石」、スピリチュアルな意味で「再誕生するための石」ということができます。
肉体による分離という錯覚を克服した人の意識は、すべてにつながってるという信頼感と安心感を得ます。それはこれまでになかった種類の、新しい力強さをもたらすことでしょう。
実用的な面では、セレスタイトはしばしばベッドサイドストーンとして非常に有用であるとされます。
セレスタイトは、物理的にも柔らかい石ですが、その波動も穏やかなものです。強烈な波動で空間を浄化する石とはまた違い、ゆっくりとその場を清め、平和な波動に満たしていくといいます。
そのため、寝室に置くとぐっすり眠れるようになり、大切な夢を見たり、見た夢を覚えていることが多くなるといわれています。
静寂と平和をもたらすこうした性質は、寝室だけでなく、リビングルーム、ヒーリングルームや瞑想などにも適しています。
置いておくと、エネルギーフィールドが穏やかに浄化されていき、安全で守られているという感覚をもたらすことで、人の感情体を癒し、気持ちを持ち上げてくれるといわれています。
ただ、セレスタイトの微妙な色合いは紫外線に当たると色あせていく場合がありますので、できるだけ窓辺から離しておくことをお奨めします。
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ヒーリングストーンとしては、オーバーヒートしそうな心や体・感情を冷やし、沈静化させ、リラックスした状態に導こうとする暗示があるとされます。
また、頭のなかをクリアーにして、明晰な考えを促進するとされます。
チャクラ的には、眉間のチャクラともっとも良く呼応し、直感や気づき、必要なヴィジョンをもたらすお守りになるとされます。
ブルーのセレスタイトは喉や胸のチャクラにも共鳴し、無色や黄色系のセレスタイトは頭頂とその上の高次のチャクラにも共鳴するとされます。
ただし、これらの効果・効用は現代医学で証明されているわけではありません。
鉱物名 | 天青石(てんせいせいき) Celestite(セレスタイト) |
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別名 | Celestine(セレスタイン) |
誤称 | - |
主な 産出地 | マダガスカル、イタリア、アメリカ、メキシコ、カナダ |
分類 | 硫酸塩鉱物 |
化学組成 | SrSO4 ストロンチウム、硫黄、酸素の化合物 |
結晶系 | 斜方晶系 |
晶癖 (形状) | 板状、塊状、粒状 |
主な 色合い | 醒めた青色、緑色、褐色、灰色 |
条痕色 | 白色 |
硬度 | 3〜3.5 |
劈開 | 一方向に完全 |
比重 | 3.96〜3.98 |
屈折率 | 1.62〜1.63 |
似て 非なる石 | エンジェライト、ブルーカルサイト、ジプサム、カルサイト、アクアマリン |
セレスタイトの主成分はストロンチウム(Strontium)。ストロンチウムは燃えると赤い光りを出すため、花火の材料に用いられます。
灰色がかった青水色のものが多く、とくにマダガスカルでは半透明感のある美しい石を産出します。他に、無色のもの、黄色、オレンジ、グレーのものもあります。
無色のセレスタイトは、一見すると水晶に見える物もあります。しかし、硬度7で比較的硬い鉱物である水晶とは違い、セレスタイトは硬度3〜3.5と柔らかく、衝撃により割れやすい鉱物です。
同じくストロンチウムによるブルーグレイの石で、ブルーカルサイトやエンジェライトと呼ばれる硬石膏があり、やはり天空を思わすような青灰色を呈しています。
重晶石グループで、バリウムをストロンチウムに置き換えたものがセレスタイトとなり、ストロンチウムがカルシウムに置き換わると石膏となります。
重晶石も硬石膏も、ストロンチウムを含んだ青灰色のものは、セレスタイトと区別が難しい場合があります。
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