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テクタイトの意味・効果・浄化方法

1.パワーストーンデータ

テクタイトの浄化方法

月や星のよく見える夜に星光浴させると、浄化とパワーチャージが同時に行えるとされています。
地球とは異質の波動を強く含んでいる可能性があるため、より地球の波動に馴染んでもらう必要があります。その意味では、地球原産の石と言われる水晶に触れさせたり、水晶を打ち付けて慣らすクリスタルチューナーの音を聞かせてあげることをお奨めします。

石の暗示

揺り動かすチカラ、現状打破、オーラの強化、共時性の増幅、新しい世界、創造力

こんな人に

行き詰まりを打破したい。積極的になりたい。行動力が欲しい。新しいアイディアがほしい。

対応チャクラ

尾骨

相性の良い方位

太極、北

弱点

-

処理

-

2.テクタイト・ストーリー

特徴

 テクタイトは長い間、宇宙から地球に飛来した隕石(メテオライト)そのものと考えられてきました。しかし、今では隕石の衝突により地上物質が超高温状態になって吹き上げられ、冷えて固まったものであるという説が有力です。そのため、鉱物のように結晶しているわけではなく、ガラス質です。
 テクタイトの多くは黒っぽい色をしており、溶岩のように表面に小さな穴が空いていたりします。こうしたタイプのテクタイトは、主に中国、チベット、インドシナ方面でしばしば発見されます。
 また、東ヨーロッパで採取される濃い緑色のテクタイトは「モルダバイト」と呼ばれ、サハラ砂漠で見つかる黄色っぽいテクタイトは「リビアンデザートグラス」と呼ばれます。

名称の由来

 ギリシャ語で「溶けた」という意味の「tektos」に由来します。

パワーストーンとしての意味

【テクタイトの伝説】

 隕石やテクタイトは空から降ってくるせいか、古代より多くの文化圏で神聖視されてきました。
 例えばイスラム教の聖地メッカにあるカアバ神殿には、月の女神アラートの化身として石がはめ込まれています。この石は隕石、あるいは黒曜石であるという説がある一方で、テクタイトであるという説も非常に有力になっています。テクタイトは長らく隕石そのものであると考えられてきましたし、黒曜石は火山の噴火によりできた天然ガラスであることを考えると、隕石の衝突によりできたガラス質のテクタイトとみるのが妥当でしょう。
 インドではテクタイトをクリシュナ神の聖なる石とみなし、サンスクリット語でこれを「アグニ・マニ(agni mani)」と呼ぶそうです。アグニは火や炎、またはその神のことで、マニは宝石や宝を意味するのだとか。
 チベットではテクタイトを「シャンバラ(理想郷)の石」と呼んで崇拝し、オーストラリアのアボリジニはテクタイトを見つけると幸運がやって来ると考えたそうです。

【パワーストーンとしての意味】

 パワーストーンとしてのテクタイトの中心的な意味は、「揺り動かすチカラ」という言葉で表現できそうです
 テクタイトは地球激突時の強烈な衝撃波を、暗示の世界にとどめています。
 それはいわば「石の記憶」です。
 テクタイトを手に取る機会があれば、静かに目を閉じて、石をふわっと握ってみてください。
 あるいは、そうしたければ耳に当ててみてください。もちろん耳の機能を通じて聞こえるものはありませんが、石に内在する波動を感じ取れるかも知れません。
 それはある意味で、小さな天地創造に匹敵する出来事の記憶なのです。

 宇宙から飛来する隕石自体は、まったく新しい情報(物質)を運んでくる可能性が高く、ある意味で地球を進化(変化)させてきたのは数多く飛来した隕石であるともいえます(もっと深い見方をすれば、隕石という形をとった宇宙の意図ということもできますが)。
 地球上で栄華を極めた恐竜が絶滅したのは隕石の影響という説もありますし、人類にとっても隕石は新たなビジョンを開く石であり、それゆえに世界各地で宗教的に扱われてきたのでしょう。

 ただ、隕石の持つ波動があまりに宇宙的すぎると、地球的現実に慣れ親しんだ人間にとってはどう接してよいか分からない、理解できないという場合もあります。そうした場合は、テクタイトから試してみてください。
 モルダバイトの項目で解説しているように、テクタイト全般は、宇宙概念と地球概念が融合して生まれたものであるため、隕石そのものに比べれば、より「とっつきやすい」「入って行きやすい」といえるのです。例えていえば、まったく新しい概念に、小さな入り口がポコポコと空いているようなものです。

 しかし、テクタイト自体が地球とは異質の波動を含んでいることに変わりありません。
 なによりもまず、地表に激突したとき強力な爆発と超高温状態、その瞬間のすさまじい衝撃波を暗示の世界に有しているため、冷えて固まった状態でも実際には強い波動を有しています。それはテクタイトを持つ人の現状を「揺り動かすチカラ」となりえます。
 例えば、テクタイトを持つ人にその波動が伝わると、熱さとして感じる人や、居ても立ってもいられないほどの湧き上がるエネルギーとして感じる人、まったく新しいアイディアが瞬間的にひらめくといったビジョンとして受け取る人、オーラの場が高まって霊感が鋭くなる人もいます。
 エネルギーが高まればそれだけ人や物を寄せ付けやすくなりますし、オーラフィールドの高まりでシンクロニシティ(共時性)も高まり、ラッキーな現象が多くなったりもします。そういった意味で、テクタイトを持つと「幸運を呼ぶ」といわれるのでしょう。

 とくに、さまざまな局面で「行き詰まり」を感じている人や、消極的で引きこもりがちな人にはお奨めしたい石です。テクタイトをお守りとして持ち、積極的に現状打破に取り組んでみてください。

 また、メテオライトやテクタイト全般は、持ち主の意識を、地球を越えた宇宙レベルに引き上げるとされます。手に握って瞑想し宇宙空間を旅するイメージをもったり、枕元において眠ることで、夢の中で時間と空間の制限を超えた体験をすることがあるといわれています。

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3.ヒーリング効果

 循環器系統の問題に対して用いられたり、血の巡りを改善することで細胞を活性化するために用いる場合があります。
 ただし、これらの効果・効用は現代医学で証明されているわけではありません。

テクタイトの画像

▲中央アジアで採取されたテクタイト。

4.鉱物データ

鉱物名-
別名-
誤称-
主な
産出地
中国、チベット、インドシナ等
分類隕質ガラス
化学組成SiO2+混合物 珪素、酸素の化合物(非晶質)
結晶系非晶質
晶癖
(形状)
柱状
主な
色合い
黒色、暗緑色、褐色、黄色
条痕色白色
硬度5〜6
劈開なし
比重おおよそ2.4
屈折率おおよそ1.5
似て
非なる石
-

その他

 隕石が落ちた時の高温で溶かされた地球上の石が、外気で急激に冷やされたために結晶する時間がなく、ガラスとして固まったのがテクタイトです。結晶していないために鉱物とは呼べませんが、元々は石英や珪酸を多く含む砂や石でした。
 厳密には鉱物ではありませんが、元鉱物であり、宇宙由来の稀少な鉱物や元素を含んでいる場合もあって、鉱物蒐集(しゅうしゅう)の範疇に入っています。

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