「穢(けが)れを吸い込む掃除機」
通称:シュンガイト、シュンギット
英名:Shungite
和名:シュンガ石
関連:エリートシュンガイト、ノーブルシュンガイト
「穢(けが)れを吸い込む掃除機」
通称:シュンガイト、シュンギット
英名:Shungite
和名:シュンガ石
関連:エリートシュンガイト、ノーブルシュンガイト
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ホワイトセージの葉などでスマッジングを行うと、他の石よりも匂いが残りやすくなります(香りが嫌でなければ問題ありません)。粗塩による浄化は石を痛めます。
もっともお奨めする浄化方法は、クリスタルチューナーの音を聞かせる浄化方法です。
※浄化全般についてはこちらで解説しています。
穢(けが)れの吸着と排泄・消去、水質浄化、若返り、免疫力・生体エネルギーの向上、怪我・疾病の回復促進、グラウンディング
アンチエイジングのお守りが欲しい。原因不明の疲労やストレスを感じる。元気になりたい。意識を変えたい。
下腹部
北
柔らかく割れやすい石です。炭素が主成分であるため、素手でさわると黒いすすのような粉末が付きます。
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シュンガイトの主成分は炭素で、およそ20億年前(先カンブリア時代)のプランクトン等が化石化したものではと考えられています。
石といっても非晶質(結晶構造がない)であり、生成過程に謎が多いため、鉱物としてはまだ認められていません。炭素鉱物としては現在、ダイヤモンドと石墨しかないため、シュンガイトは第3の炭素鉱物になる可能性はあります。
産地のカレリア共和国では、古代に飛来した隕石の破片と混在して堆積しており、非晶質で(結晶構造がない)、地球上で1カ所からしか発見されないことから、モルダバイトのように、シュンガイトそのものが巨大隕石の残骸ではないかという説もあります。
シュンガイトと呼ばれる石には、実は2種類のタイプがあります。
ひとつは石墨のように光沢がなく、マットな質感の黒色をしたタイプ。炭素の含有量は約30%ほどで、珪酸など他の鉱物も含まれています。手でさわると、少しざらっとした質感です。ブレスレット用のビーズや丸玉、ピラミッドなどに加工されているのはこちらのタイプです。
もうひとつは光沢があり、一見黒っぽいヘマタイトに似ているタイプです(ヘマタイトよりはずっと軽い石です)。こちらは90〜100%炭素で出来ている純度の高い石で、堆積層の中でも限られた部分でしか発見されません。そのため、「優れた」や「高貴」を意味する言葉が加えられ、『エリートシュンガイト』『ノーブルシュンガイト』と呼ばれます。普通のシュンガイトよりはずっと高値が付きます。
炭素純度が高く、割れやすいため、そのままでは加工品を作ることはできません。
どちらの石も、さわった感じは軽く、柔らかいのが特徴で、炭素質のせいかどこか温かさも感じますが、黒いススのような粉末が手に付きます。
カレリア共和国(ロシア)のシュンガで産出されるため、シュンガイトと呼ばれています。シュンガイトは今のところ、同地でしか発見されていません。
シュンガイトは、見かけは黒っぽい塊で、決して美しい石ではありません。しかし、奇跡の石と呼ばれるほど凄いパワーを秘めています。
シュンガイトは今のところ、ロシアのカレリア共和国でしか発見されていません。
地元では昔から、健康に良い「癒しの石」として伝えられてきました。地元の方々は、シュンガイトを入れた水を日常的に使っており、そのせいか病気にかかる人が少なく、怪我の治癒も早いといいます。また、シュンガイトを入れた水を使うと、切り花や果物が非常に長持ちするという報告もあります。
実はこの石、ロシアを一大帝国に変貌させたピョートル大帝も愛用していました。
彼の祖母はシュンガイト水を飲んだことで不妊症を克服したと言われ、感謝の気持ちを込めてカレリアに修道院を建てさせました。
ピョートル一世も、医師に命じてシュンガイトを研究させ、自らシュンガイトを浸した水を使うなどして実験。その効果を確信し、シュンガイトを産出するカレリアに、ロシア初の療養所を設置。負傷した兵士たちを送り込み、シュンガイトを使って浄水した温泉水で治療させたそうです。
当時のロシアは、東欧の一辺境国家でしかなく、強大な軍事国家スウェーデンに圧迫されていました。そのスウェーデンを撃破し、ロシア帝国誕生のきっかけとなったのは、1709年の「ポルタヴァの戦い」です。
この戦いは、両軍共に下痢などの内臓疾患に悩まされ続け、兵隊の士気はダダ下がりでした。そこでピョートルは自軍の兵士にシュンガイトの携帯を命令。この石で浄水した水を飲んだロシア兵は内臓疾患から解放されて元気を取り戻し、数に勝るスウェーデン軍を撃破。
この「ポルタヴァの戦い」が言わば関ヶ原となり、東ヨーロッパの覇権はスウェーデンからロシアに移行。巨大なロシア帝国が誕生していくことになりました。
シュンガイトが「癒しの石」「奇跡の石」と呼ばれるその秘密は、フラーレンにあることは間違いないでしょう。
シュンガイトは、地球上で唯一、天然フラーレンを含む石です。
最近では、アンチエイジングの美容液やクリームなどで、「フラーレン配合」「フラーレン化粧品」と銘打った製品があるので、女性の方なら一度は耳にしたことがあるのでは?
フラーレンは、一度に大量の活性酸素(フリーラジカル)を吸着し、これを消去・無害化する作用があります。抗酸化能力は、実にビタミンCの172倍。そのため肌の老化防止などに効果が高いとされているのです。
では、フラーレンとはいったい何なのでしょう。
フラーレンとは、簡単に言えば非常に小さいサッカーボールのような構造をした、炭素原子の集合体です。炭素60個が集まり、中が空のカゴのような形を形成しています。炭素の数から、C60フラーレンとも記載されます。
フラーレンは化学的に非常に安定した原子構造で、常温において高速で回転しています。
ダイヤモンドも同じく炭素の集合体ではありますが、このようなボール型の構造にはなっていません。
このボール型の構造がキーで、活性酸素を内部に吸着し、無害化した後に放出します。
他の抗酸化物質、ビタミンCやアスタキサンチン、コエンザイムQ10などは、それ自体が身代わりとなって酸化されるため、持続力はありませんし、紫外線下では破壊されます。しかしフラーレンは紫外線下でも壊れず、安定しています。
こうした特殊な性質から、フラーレンは医療・美容など様々な分野で利用できることがわかり、製品への応用がはかられています。 前述のような美容分野のみならず、エイズやガン治療、遺伝子治療、太陽光発電や超電導を利用した電子部品、ナノテクノロジー分野においても研究が進められ、今後の応用が期待されています。
フラーレンの正式な発見は1985年で、発見した三人の化学者はノーベル賞を受賞しました。その後研究が進み、人工的に合成することができるようになり、様々な製品に応用されるようになりました。
パワーストーンとしてのシュンガイトの意味は、「穢(けが)れを吸い込む掃除機」です。しかもその掃除機は、「魔方陣の吸引力」を携えています。
シュンガイトのパワーは、簡単に言えば「吸い込んで(吸着して)、吐き出す」ことにあります。
物質的なシュンガイトの黒い塊は、石というより、黒いスポンジをイメージすると、より分かりやすいかと思います。
スポンジは水を吸って膨らみ、絞ると水を吐き出します。
シュンガイトも、穢(けが)れを吸い込み、吐き出します。
しかしスポンジのように穏やかに吸い込むわけではなく、超高速モーターでチリやホコリを吸い込み、クリーンな空気を吐き出す掃除機のようなもの。掃除機のモーターは、ナノレベルで回転する無数の立体魔方陣です。
魔方陣とは、魔を閉じ込めたり、遠ざけたり、魔力を増幅したり消去したりするための図形です。五角形や六角形など、さまざまな形があります。
平面的な図形を立体化すると、マルカバスターなどと呼ばれる星型の多面体となります。かの天才レオナルド・ダ・ヴィンチも、パワーを秘める立体図形を研究し、「ダ・ヴィンチの星」と呼ばれる様々な多面体を残したほど。
このような立体型魔方陣を無数に内包している石、それがシュンガイトです。
イメージしてみてください。ナノレベルの、サッカーボール型をした魔方陣が無数にあり、超高速で回転している様子を。その回転は、物理的・非物理的な穢れを吸い込み、クリーンなエネルギーに変えて吐き出していきます。まさに大自然が人間に与えてくれた掃除機なのです。
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シュンガイトは、前項で解説したように活性酸素(フリーラジカル)を除去する天然フラーレンを含んでいるためか、様々な治癒効果が報告されています。
その代表的な例は、水分の殺菌、有害成分の除去、体内のデトックス、皮膚などのアンチエイジング、免疫力の向上、エネルギー不足の改善、疲労・ストレス感の軽減。
また、具体的な症例として、筋肉の炎症、関節疾患、リウマチ、痛風、心臓の病、血管障害などに効果があるという報告もありますが、ガンやエイズ治療なども含めて、まだまだ研究段階であり、確定的な効果ではありません。今後が期待されます。
なお、シュンガイトを水に入れて作るシュンガイト水を飲用すると効果があるとされていますが、当サイトで販売している石は、あくまでお守りや観賞用としてのものです。飲用水に用いる場合は、あくまでご利用者の責任においてご利用ください。
鉱物名 | まだ正式な鉱物種としては登録されていません |
---|---|
別名 | - |
誤称 | - |
主な 産出地 | カレリア共和国(ロシア) |
分類 | - |
化学組成 | C79H19O1.5N0.3 |
結晶系 | 非昌質 |
晶癖 (形状) |
- |
主な 色合い |
黒色、銀黒色 |
条痕色 | - |
硬度 | 3.5〜4 |
劈開 | - |
比重 | - |
屈折率 | - |
似て 非なる石 | ブラックオニキス、トルマリン、黒水晶、ヘマタイト |
シュンガイトは非晶質で生成過程がはっきりしないため、まだ正式な鉱物種としては認定されていません。シュンガイトという名称は鉱物名ではなく、産地の名を冠した流通名です。
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